ロレックス ヴィンテージ バブルバック Ref.3133 YG/SS コンビ SUPER OYSTER リューズ・RG-1275
製造年代・ムーブ
1940〜50年代製造。Ref.3133。Cal.NA。
アピールポイント
世界で初めて完成された自動巻き機構を搭載しアンティークロレックスの代表として位置付けられる「バブルバック」。アンティークを極めし者はバブルバックへ行き着くといわれるほど、アンティークウォッチの深淵に位置づけられるモデルです。ほどよく膨らんだケースバック、さまざまなバリエーションを持つダイアルやハンドなど、古き時代を感じさせる風格をまとったバブルバックは多くのファンに愛されている不朽の名作。半世紀の時を経て蘇る「THE VINTAGE」と呼べるモデルです。このモデルは1940年代製造のバブルバック。クロノメーター規格のモデルです。バブルバックのオイスターパーペチュアルとしては6度目の改良となる最終型ムーブメントNAを搭載しています。それまでの8.3/4HUNTERのモデルよりも大型化したため、テンプも大きくなり精度が格段に向上した完成度の高いムーブメントです。それゆえ、この最終型モデルが最もバブルバックと呼ぶにふさわしいフォルムを描き出しているとさえいわれています。ダイヤルはシャンパンゴールド、字体からオールドリダンかと思いますが、長い年月を経て程よい風合いが出ています。ダイアルトップのアプライトクラウンは小さく繊細でインデックスもクサビ形のアンティークタイプです。よく見れば上下左右は夜光入りとなっています。現行品では見られないハンドメイド品ならではの巧みの技を感じさせてくれます。時分針はこの年代を代表するドルフィンハンド。シャープな印象で中央に夜光の溝が残っていますが、夜光自身は剥落しています。リューズは当時の「ROLEX SUPER OYSTER」のYGクラウン。様々なデザインの変遷があったこの時代特有のリューズです。こうしたディティールを楽しめるのもバブルバックをおいて他にはないでしょう。ベルト・尾錠は社外汎用品になります。非常に雰囲気のある時計です。コレクターズアイテムとしてもお勧めです。
コンディション
ローターの巻き上げ感も非常に軽快で、精度も問題ありません。バブルバックは巻き上げ効率が悪くローターのがたついているものをよく見かけますが、こちらは非常に軽快な動きをしています。ケースは全体的には経年の軽いコキズがありますが、目立つ打ち傷などはありません。
付属品
付属品はありません。
精度・サイズ
日差はタイムグラファー計測で±1分以内に収まっています(実装時は多少の姿勢差はあるかと思います)。ラグ幅は17mm。ケース径は約31mm(リューズ含まず)、縦(ラグからラグまで)約39mm、厚さ約12mmです。