ロレックス・チュードル 機械式時計の通販サイト ローズガーデン

・1952年製造 ・MOV: Valjoux.72C ・S/N:84xxxx ・素材(ケース:ステンレススチール)

ロレックスを象徴するクロノグラフ「デイトナ」が登場する以前、1950年代のわずかな期間にのみ製造された幻のクロノグラフが存在しました。トリプルカレンダーを搭載したそのオイスタークロノグラフはフランスの伝説的なアルペンスキーヤー「Jean-Claude Killy(ジャン=クロード・キリー)」が愛用したことに由来して通称「キリー」と呼ばれています。手巻きのクロノグラフにトリプルカレンダーを搭載した高い機能性、洗練されたフェイスデザインなど当時の職人の圧倒的な技術の高さを感じさせるモデルです。このKILLYにはRef.6036と6236の2種が存在しますが、今回のRef.6036は1stモデルにあたります。ロレックスのクロノグラフでは手巻きの「ポール・ニューマン」が圧倒的に有名ですが、この「キリー」も劣らずコレクター垂涎の逸品となっています。ベゼルと一体化した2ピース構造のケースデザインは1stモデル6036の特徴で、ダイヤル・針・インデックスの組み合わせの異なるものが5種類以上存在すると言われています。本品はブラックダイヤルにゴールドレターの精悍なフェイス。ピラミッド型のインデックスポイントとシャープなリーフハンドのコンビネーションとなっています。赤のデイトポインターが良いアクセントになっています。搭載ムーブメントはバルジュー社のCal.72Bにカレンダー機構が搭載されたCal.72C。カレンダーの表記はイタリア語バージョンです。リューズはノンスクリューの「SUPER OYSTER」リューズ。この当時にのみ見られるバリエーションです。オーナーからの情報ですと、40年ほどまえに欧州で購入されたお品とのことで、丁寧に保管されていたため状態もよくコレクション価値の高い時計となっています。海外のオークションなどでは非常に高額で取引されているレア度トップクラスの逸品。まさに歴史に名を残すタイムピースとして所有欲を満たしてくれることと思います。

ご委託品です。リューズの巻き上げ感は軽快です。精度は若干の姿勢差等がありますが、概ね問題ない状態です。ダイヤルは夜光ポイントにヤケが感じられますが、文字のカスレやシミなどもなく、年代を考えても良い状態を維持していると思います。ケースも軽いスレ程度で目立つアタリキズなどはありません。ベルトは社外製の未使用コードバン。尾錠はSSのロレックスクラウンバックルです。

本体のみで付属品はありません。

日差はタイムグラファー計測で平置きで+2分程度、その他は±1分程度に収まっています(ご使用環境によっては多少の姿勢差はあるかと思います)。ラグ幅は19mm。ケース径は約36mm(リューズ含まず)、縦(ラグからラグまで)約43.5mm、厚さ約15.5mmです。